変形性膝関節症、ジャンパー膝、ランナー膝等膝の原因の疾患は色々あります。
変形性膝関節症とは、体重や加齢等の影響から膝の軟骨がすり減り、膝に痛みを生じるようになる症状です。主に軟骨が原因になります。
ジャンパー膝は、ジャンプ等の着地動作、サッカーのキックやダッシュなどの走る動作を繰り返す動作を良くする方に多くみられる、オーバーユースによる膝のスポーツ障害です。また、ランナー膝は、足を酷使した際に膝の外側にズキズキとした痛みを感じるのが特徴でランニングにより発症しやすい疾患です。これらは筋肉が原因によるものになります。
病院でレントゲン等で検査しても軟骨がすり減ってもいない場合、筋肉の影響により膝に痛みが生じている可能性があり、その場合は浅野式(北京堂)の治療の適応になります。また、変形性ひざ関節症でも軟骨のすり減りがごく軽度の場合、体重をコントロールしつつ衰えた筋肉を改善させてあげることで、症状を緩和できる可能性もあります。数回程度治療をされてみて効果を確認されてみるのも良いかもしれません。
浅野式の治療の適応外になるものは、前十字靭帯損傷、後十字靭帯損傷、半月板損傷といったものです。膝関節は太ももの骨と、すねの骨、膝のお皿の3つの骨で構成され、太ももの骨とすねの骨がグラグラしないように前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靱帯、外側側副靱帯の4つの靱帯でつながっています。これらの靱帯が耐え切れないほどの強い力が加わって、伸びたり切れたりした状態を膝靱帯損傷といい、膝に加わった力の向きによって損傷する靭帯が名称が違ってきます。半月板損傷は、膝関節内にある半月板に亀裂が生じたり、欠けたりした状態です。その場合は、まずは病院へGoして下さい☆彡
浅野式(北京堂)の膝の治療は、膝の痛みの原因となる筋肉、前側なら鵞足周辺(縫工筋・半腱様筋・薄筋)、内転筋、内側広筋、内側側副靱帯、中間広筋、大腿直筋、外側広筋、外側側副靭帯、前脛骨筋等。後側なら膝窩や下腿三頭筋に鍼で治療していきます。ただ、膝に痛みが出ている場合でも原因が股関節や大腰筋からきている場合もあるため、問診や触診、治療の反応等により治療部位を特定させて頂きます。